AYA ENGEI

Ranunculus Breeder

組織培養

「組織培養」とは、「メリクロン」と言われて、簡単なバイオテクノロジーで植物を育成することです。
植物の成長点部分は一般的にウイルスフリーであるため、論理上、この細胞を培養することでウイルスフリーの植物体を作ることができます。

綾園芸での、組織培養の実績がある植物種

  • ラナンキュラス
  • カーネーション
  • イチゴ
  • クロッサンドラ
  • ポインセチア
  • ネリネ

  増  殖

   

植物の個体数を増やす方法は、

  1. 種子を採取する
  2. 挿し芽、挿し木をする
  3. 株分けをする
  4. 球根を増やす

などの方法があり、植物の種類と性質に合わせて、方法を選択します。 種子が採取できるのであれば、短期間に大量に得ることができますが、 種子をつけないで、球根で増えるタイプの植物では、1年で数倍程度ににしか増えません。

そこで、組織培養(メリクロン)の技術を使い、短期間に大量に増殖させます。 球根植物のラナンキュラスの場合、通常は1年間で数倍にしか増えませんが、 組織培養では、5,000から10,000倍以上に増やすことができます。

綾園芸では、育種(ブリーディング)により得られた優良個体を組織培養で、 短期間に改良増殖し、自社での生産用に、また、営利農家用に出荷しています。


  ウイルスの除去 

  

球根や挿し芽、挿し木で、植物が増えることを「栄養繁殖」と言います。(種子で増えることは「種子繁殖」と言います) 栄養繁殖では、親株が持っている病気はそのまま増殖した固体に受け継がれます。
ここで問題になるのはウイルス病です。植物のウイルス病は、感染直後は大した問題がはありませんが、 細菌性の病気は、殺菌剤などの薬で治すことができますが、ウイルス病は治りません。 時間と共にウイルスが増殖して、病状が悪化します。花や葉が汚くなったり、生育が悪くなったりします。
組織培養するときに、最初に植物の生長点(芽の先の中心、直径0.3mm程度の半球)を利用すると、 そこから生長した植物体は、ウイルス感染から逃れることがができます。 この方法を用いれば、必ずウイルスが除去できるという保証はありませんが、ウイルス濃が低下するだけでも、 営利栽培にとっては、大きなメリットがあります。

綾園芸では、ラナンキュラスやカーネーションのような、栄養繁殖で増やす植物を、成長点を使って組織培養し、 ウイルス感染のない苗や球根の生産を目指しています。 綾園芸での栽培結果から、組織培養した植物の苗や球根は、ウイルス病の症状がほとんど見られず、 生育が旺盛で、非常に良い結果を得ています。 (綾園芸が販売する、球根や根がウイルスフリーであることを保障するものではありません)