ラナンキュラスラックス (Ranunculus Rax)の栽培方法
ラナンキュラス ラックスはは比較的耐寒性があり、露地でも多少の霜や雪で、葉が凍ってしまっても大丈夫です。
地植えが心配な方は、鉢植えで球根を増やしてから、地植えを試してみてください。
※ 販売されているものはすべて契約生産者からのものです。綾園芸から直接の出荷はありません。
ラックスのラベルがついているものは綾園芸の正規品苗から生産されたものです。
極まれにラベル違い(なし)もありますので、できれば開花している状態で気に入ったものを購入した方がよいでしょう。
注意点
- とにかく水はけの良い所に植えてください。
- 乾きすぎに気を付ける。特に植えた後2週間くらいは。
表面の土が乾いたら、たっぷり水をあげてください。 - 日当たりは半日以上当たれば大丈夫です。
- 北風が当るところは避けて下さい。
- 鉢植えの場合3年毎に植え替えたほうが良いでしょう。
- 大きな鉢(8-10号)ならより大きく育ちます。
- 地植えの場合でも5年を過ぎると急に株が弱ってきます。定期的に植え替えて下さい。
- 蕾の時期にアブラムシが発生しやすくなりますので、予防防除あるいは見つけ次第駆除してください。
エカキムシ(ハモグリバエやハモグリガの幼虫)は葉の中に潜り込み絵を描くように食害します。
線をたどって虫をつぶすか、ひどい場合は葉の除去をします。
エカキムシ用の殺虫剤を散布して、被害を拡大させないようにして下さい。- うどん粉病
風通しの良い場所に置きましょう。定期的に灌水して乾燥させないようにします。
綾園芸では病害虫予防としてダコニールなどの殺菌剤とトレボンなどの殺虫剤を 展着剤を入れて2〜3週間おきにサーと散布しています。 (1リットル/100鉢当た り)なお病気や害虫が発生してひどいときはしっかりと散布します (2リットル /100鉢当たり)5日くらい経ったらもう1度散布するとより効果的です。 - 施肥について
肥料は秋に葉が出て花芽が見えるまではそれほど必要としませんので基本的な量があればよいです。
緩効性の置き肥を土に混ぜるか株元に施肥してください。 もし葉の色が薄かったりなかなか大きくならないと感じたら液肥を与えて様子を見て下さい。2週間くらいすると効果が出てきます。
また土が 乾いていると生育が悪いのでその場合は十分に水を与えてください。 花芽が見えてきたら急に水、肥料とも要求量が増えますので置き肥を与え、必要であればさらに液肥を施肥します。
面倒でなければ薄い液肥を水代わりに与えるのも良いでしょう。 花が終わり近づいたころから肥料は与えないようにします。 - 分球する場合
分球は芽が出たときに行うのがいちばん無難です。
花後掘り上げて分球することも可能ですが、芽が出た時に行う方がいいと思います。
栽培日程の目安
(地域によって若干異なります。)
ラックスシリーズ勢ぞろい
上 :地植えする場合は背が高くなるので後方に配置しましょう。
下記は埼玉県熊谷市での地植えの様子です。関東地方でも、雪や霜が多くなければ大丈夫でしょう。
2014/4/14 テセウス 花が終わるので、鉢から花壇へ。日当たりがよい木の下へ移植。 | 2014/10/28 夏の間は葉が枯れています。 9月末に芽が出て1ケ月。 | 2014/12/08 霜で葉が凍ってしまいました。 その後、葉が一部変色 |
2015/01/30 雪が降りました。特に何もせず | 2015/03/23 開花しました。 | 2015/04/10 50cmになりました。 株の大きさも去年の2倍以上 |
これは別の品種ですが、ずいぶん たくましいみたいです。
2014/11/11 ピュタロス 雑草と間違われ踏みつけられてしまいました。 | 2014/12/30 中央の小さな葉が育ち、 みごと復活 | 2015/04/10 その後場所が悪いので移植 株は小さいですが無事開花 |
2014/12/08 ケラモス 半日陰の場所で寒く、霜で葉が何度も凍ってしまいました。 | 2015/1/30 −5℃になったので覆いをかけ、わらを敷きました。その上に雪 | 2015/04/09 開花 一番丈夫そうです。60cm 蕾もたくさんあります。 |
その後ケラモスは水はけの悪い場所だったので、残念ながら夏の間に溶けてなくなってしまいました。